取引先から受信したEDIデータをAToMsQubeのシステム内に取り込みます。
取込んだ情報は、統一テーブルに変換され管理されます。
登録処理後、取込んだ内容として、実行画面にデータ種類別の件数が表示されます。
また、エラー内容については、「EDIエラー照会」、「EDIエラー照会(詳細)」、運用管理「ジョブ実行履歴照会」にて確認できます。
統一テーブルの注文情報はEDI取込画面から取込ボタンを押下する事で自動的に受注登録されます。
また、購買計画情報も、自動的に受注見込情報として登録されます。
※EDIデータの取引先コ-ドから得意先コ-ドに変換を行なう必要がありますので、得意先別変換マスタが必要です。
※EDIデ-タの品目をそのまま使用するか、自社品目に変更して取込みを行なうかの切り分けは
得意先マスタ「得意先品目自動登録有無」を設定する事で可能になります。
また、得意先品目に改訂番号を付与する場合、EDI得意先別取込方式設定マスタで以下の設定を行います。
<EDI品目改訂付与開始桁数>
何桁目から改訂を付与するか設定します。
<EDI改訂使用桁数>
EDIデータの改訂を頭何桁まで使用するか設定します。
例) EDI品目改訂付与開始桁数 10桁、EDI改訂使用桁数 2桁
① 客先品番12345678、改訂番号1234 ⇒ 得意先品目12345678 12
(10桁目から改訂を付与)
② 客先品番123456789、改訂番号1234 ⇒ 得意先品目123456789 12
(品目と改訂にスペースを入れ、11桁目から改訂を付与)
③ 客先品番1234567890、改訂番号1234 ⇒ 得意先品目1234567890 12
(品目と改訂にスペースを入れ、12桁目から改訂を付与)
※EDIデ-タの計画情報で、受注見込情報を登録する時に、取込範囲の設定を行う場合は、
得意先別取込方式設定マスタ「取込範囲設定有無」を“1:設定する”にし、「取込範囲月数」を設定することで可能になります。
また、受注見込の消込方法をEDI企業グループ別取込方式設定マスタ「消込方式」「購買計画置き換え範囲日数」「差分寄せ区分」で設定することが可能です。
<消込方式>
0: 全て消し込む
得意先ごとに、全ての受注見込データを削除してから登録します。(全件洗い替え)
1: 期間で消し込む
得意先ごとに、指定した期間(購買計画置き換え範囲日数)の受注見込を削除してから登録します。
数量の差分を消し込みした範囲の次の日に寄せて登録する(差分寄せ)することも可能です。
<購買計画置き換え範囲日数>
本日から何日先の受注見込を消しこむか設定
<差分寄せ区分>
0. 差分寄せしない、1. 差分寄せする
※受注単価について
注文情報の単価と、販売単価マスタのチェック方法、及び販売単価マスタの自動登録有無を
得意先別取込方式設定マスタで設定します。
チェック結果に関わらず受注マスタは注文情報の単価で登録します。
<EDI受注単価チェック区分>
0: チェックしない (自動登録する)
販売単価マスタとのチェックは行いません。
注文情報の単価を販売単価マスタに登録します。
1: チェックする (異なる場合、自動登録しない)
販売単価マスタとのチェックを行い、異なる場合はメッセージを出力し、
販売単価マスタの登録は行いません。
2: チェックする (異なる場合も、自動登録する)
販売単価マスタとのチェックを行い、異なる場合はメッセージを出力し、
注文情報の単価を販売単価マスタに登録します。
※訂正情報の現在値とのチェックについて
訂正情報に変更前の値が設定される場合、変更前の値と、受注マスタの現在値のチェック方法を得意先別取込方式設定マスタで設定します。
<現在値チェック区分>
0: チェックしない
1: チェックする(異なる場合、訂正処理しない)
異なる場合はエラーメッセージを出力し、受注変更処理を行いません。
2: チェックする(異なる場合も、訂正処理する)
異なる場合は警告メッセージを出力し、受注変更処理を行います。
※マスタ登録不備により取込処理でエラーになった場合、必要なマスタを登録後、再処理対象のデータを再度取込処理することができます。
受付情報による出荷登録も自動出荷が可能です。
出荷登録手順はEDI取込画面から取込ボタンを押下後、EDIデ-タを取り込んだ後に出荷実績取込画面から取込ボタンを押下する事で出来ます。
検収情報による売上登録の自動売上計上が可能です。但し、この処理は売上基準が「検収基準」の時に有効です。
「出荷基準」に設定している場合は処理されません。
※売上基準はシステムバラメ-タ「出荷時売上登録設定」に設定します。
0:出荷時に売上登録を行わない(検収基準)
1:出荷時に売上登録を行う(出荷基準)
※売上登録手順はEDI取込画面から取込ボタンを押下後、EDIデ-タを取り込んだ後に
売上取込画面から取込ボタンを押下する事で出来ます。
※得意先マスタの「EDI検収取込区分」がチェックされている得意先が対象です。
検索項目名 | 説明 |
---|---|
EDI企業グループ | 取込を行う対象のEDI企業グループを選択 |
ファイル選択 | 取込を行うファイル名をフルパスで指定(zipファイル可) 複数ファイルを取り込む場合は、追加リンクを押下してください。 |
一覧項目名 | 説明 |
---|---|
EDI企業グループ | 取込を実施したEDI企業グループ |
実行処理 | 起動方法(WEB/再処理) 「WEB」取込ボタンを押下して実行 「再処理」再処理ボタンを押下して実行 |
ファイル名 | 取込を実施したファイル名 |
実施者 | 取込を実施したユーザー |
実施日時(開始) | 取込処理開始日時 |
実施日時(終了) | 取込処理終了日時 |
処理結果 | 『処理中』・・・EDI取込実行中のため、しばらくお待ちください。 『正常』・・・正常終了しました。 『警告』・・・エラー照会画面にて、警告メッセージを確認してください。 『エラー』・・・エラー照会画面にて、エラーメッセージを確認してください。 『異常終了』・・・ジョブ実行履歴画面にてメッセージを確認してください。 |
※EDIファイルの取込を行う場合、得意先毎にEDI企業グループコード等の各種EDI設定マスタをあらかじめ登録する必要があります。