工程管理では資材所要量計画の結果に基づいて、工順マスタに基づいて工程展開し、製造オーダーのリリースを行い、作業指示書を出力します。
作業指示に対して、製造オーダーと工順毎、もしくは品目とワークセンター毎のどちらかで出来高報告を行い、進捗管理を行います。
ワークセンター毎に負荷状況を確認し、製造日程の変更やワークセンターの変更などを行い負荷ばらしを行います。
- 進捗状況について
進捗状況は以下のステータスで表示します。
順番 ステータス 進捗状況 1 P:計画 MRP実行後の計画オーダー 2 O:確定 生産計画確定処理で作成されたオーダー(見込生産のみ) 3 R:リリース 製造オーダーリリース後、未着手
リリース処理にて工順の日程を作成し作業指示を発行を行います4 S:着手 出来高報告したが、未完了 5 C:完了 製造完了、または打ち切り
製造オーダーのステータス | 工順のステータス |
---|---|
R:リリース | 全工順のステータスがR:リリース |
S:着手 | 全工順のステータスがR:リリースまたはC:完了ではない |
C:完了 | 全工順のステータスがC:完了 |
工順 | 良品数 | 不良数 | 出来高報告 |
---|---|---|---|
010 | 10 | 0 | 不要 |
020 | 10 | 0 | 不要 |
030 | 8 | 2 | 要 |
機能(大分類) | 機能(中分類) | 機能(小分類) | 機能説明 |
---|---|---|---|
製造オーダーリリース | 製造オーダーリリース(画面) | 照会 | 製造オーダーを一覧表示します。 |
リリース | ・MRP処理結果について製造オーダーのリリースを行います。 ・選択したオーダーまたは検索条件にて取得したオーダーを対象とします。 ・MRPの処理結果を対象に、工程展開を行い、製造オーダーのリリースを行います。 ・リリースされた対象について、製造オーダー毎工順毎に1枚の作業指示書を出力します。 1枚に20工順までの出力のため、多い場合、改ページを行います。 | ||
再印刷 | ・選択された対象について、製造オーダー毎工順毎に1枚の作業指示書を出力します。 1枚に20工順までの出力のため、多い場合、改ページを行います。 | ||
削除 | 着手前の製造オーダーについて削除処理を行います。 | ||
CSV出力 | 検索条件に合致した製造オーダーをCSV形式で出力します。 | ||
製造オーダーリリース(バッチ) | リリース | ・MRPバッチ処理の後続処理として起動し、MRP実施条件の工場と抽出条件の年月日範囲で、リリース対象を取得します。 ・取得された対象について、工程展開を行い、工順毎に着手日または納期を決定し、製造オーダーのリリースを行います。 | |
製造オーダー登録 | 追加・更新 | 製造オーダーの新規登録、及び更新を行います。 新規登録し際は、作業指示書が発行されます。 | |
作業指示書発行 | 作業指示書発行(バッチ) | 出力 | ・MRPバッチ処理の後続処理。 ・製造オーダーリリース後、MRP実施条件の工場と抽出条件の年月日範囲で、作業指示書発行対象について、製造オーダー毎工順毎に1枚の作業指示書を出力します。 ・1枚に20工順までの出力のため、多い場合、改ページを行います。 |
製造進捗確認 | ワークセンター別製造オーダー照会 | 照会 | ワークセンターを指定し、製造オーダー毎工順毎に以下の照会を行います。 ・作業進捗の照会。 ・良品数及び不良品数の照会。 |
出来高登録 | ・出来高報告要の内製工順について、良品/不良品の数量(工順計)の登録または修正を行います。 ・出来高報告不要の工順は、後工順の出来高報告と同値で出来高を登録します。 ・完了または打ち切られていても良品/不良品の数量変更が可能です。 ・手配数より多い良品と不良品の数量による登録または修正が可能です。 | ||
工順打ち切り | ・リリース済または着手された製造オーダーについて、製造オーダー/工順毎に打ち切り処理を行います。 ・手配残が残っていても打ち切ることが可能です。 | ||
出来高戻し | 製造オーダー/工順毎に出来高の実績を戻します。 | ||
CSV出力 | 検索条件に合致した製造オーダーをCSV形式で出力します。 | ||
製造日程照会 | 照会 | 計画・リリース状態の製造オーダーの製造日程を表示します。 | |
製造オーダー一覧 | 照会 | 製造オーダーのリリース以降を対象に、工順毎に製造オーダーの進捗状況を表示します。 | |
オーダー打ち切り | 指定した製造オーダーがリリースまたは着手済の場合、その製造オーダーについて打ち切りする(ステータスをクローズにする)ことができます。 | ||
出来高報告 | 出来高報告(製造オーダー№) | 報告 | ・製造オーダー№、工順で出来高登録を行います。 ・出来高報告要の内製工順について、良品/不良品の数量を登録します。 ・出来高報告不要の工順については、後工順の出来高報告と同値で出来高を登録します。 ・手配残が残っていても打ち切ることが可能です。 |
出来高報告(品目) | 報告 | ・ワークセンター・品目で出来高を古い着手の製造オーダーに対し、登録します。 ・手配数が良品数と不良品数の和と等しくなった製造オーダーを自動で完了にします。 ・出来高報告不要の工順については、次工順の出来高報告で登録された良品数+不良数を当該工程の良品数として出来高を登録します。 ・古い順に登録を行い、最終製造オーダーに対してのみ、手配数より多い良品と不良品の数量による登録または修正が可能です。 | |
出来高報告一括登録 | 一括登録 | ・指定された出来高実績のCSVファイルを取込み、一括登録します。 | |
製造実績照会 | 工順別出来高照会 | 照会 | 報告単位に製造実績及び工程外注の受入実績を照会します。 |
再作業指示書発行 | ・手直しを指示するために、出来高で手直しが必要と判断された数量について、再作業指示書をPDFに出力します。 ・手直しの指示する工順のみ出力します。 | ||
CSV出力 | 検索条件に合致した製造オーダーをCSV形式で出力します。 | ||
作業者マスタ管理 | 作業者マスタ一覧 | 新規更新 | 製造作業者の情報を新規登録します。 |
情報更新 | 既存の作業者情報を編集します。 | ||
情報削除 | 既存の作業者情報を削除します。 | ||
負荷山積 | ワークセンター別能力一覧 | 照会 | ワークセンター別能力の定義情報を一覧で照会します。 |
ワークセンター別能力メンテナンス | 追加・更新 | ワークセンター別の能力を登録します。 | |
ワークセンター別負荷照会 | 照会 | ワークセンター別の負荷状況を表示します。 | |
負荷山崩し ※山崩し機能は鋳造管理される場合、ご利用できません。 鋳造管理される場合は、ガントチャートをご利用下さい。 | 山崩し処理 | 山崩しバッチ | ワークセンターの能力と負荷状況を判断し、平準化・フォワード・バックワードの形式で負荷を分散させます。 山崩しを実施するには事前準備として下記が必須となります。 ・品目の工数情報の登録 ・ワークセンターマスタ保守の任意項目:人員数/台数、1日当たり稼動時間、稼動率、出勤率の登録 |
負荷調整 | 照会 | 指定ワークセンターに対して、能力・負荷の状況を表示します。 | |
帳票出力 | 稼働テーブル明細表を出力します。 | ||
表示更新 | 入力された人員数、調整値による過不足を再計算し、表示します。 | ||
調整 | [表示更新]に加え、その結果でワークセンター別の能力を更新します。 | ||
山崩し | 指定ワークセンターに対して、山崩し処理を実行します。 | ||
日程調整一覧 | 日付を指定し、製造オーダー日程調整一覧へ遷移します。 | ||
山崩し確定 | 指定ワークセンターに対して、山崩し進捗状況を未確定から確定済みに更新します。 | ||
山崩し実行 | 山崩し | 全ワークセンターに対して山崩し処理を実行します。 | |
山崩しアクションリスト照会 | 照会 | 山崩しによるシュミレーション結果に対して、納期遅れ、着手日超えを起こしたオーダーを表示します。 | |
製造オーダー日程調整一覧 | 照会 | ワークセンター、対象日単位の負荷を製造オーダー毎に表示します。 | |
日程調整 | 計画オーダーを指定し、製造オーダー日程調整へ遷移します。 | ||
製造オーダー日程調整 | 更新 | 計画オーダーに対して、日程の調整を行い、負荷を分散させます。 | |
山崩し結果反映 | 照会 | 全ワークセンターの山崩し状況を表示します。 | |
反映 | 山崩しによるシミュレーション結果(納期、着手日の変更)を反映させます。 | ||
山崩し確定解除 | 解除 | 山崩しを実行するとMRPで洗い替えされない'O'(オープン)の状態になります。それを解除し、'P'(計画)の状態にします。 |