AToMsQube概要

はじめに

 弊社はコマツ・コマツグループ及び取引企業に亘り、永年のシステム開発から導入・運用に至る迄のトータル的なソリューションを豊富に経験した実績を元に、製造業に特化した実務的かつ効率的運用を目指したパッケージ開発を推進しております。

 AToMsQubeはクオリカの先進企業向けシステム構築・運用ノウハウを織り込んだクラウド型生産管理システムで、受注管理・生産計画・資材所要量計画・在庫管理・出荷管理・売上管理など、主に加工組立型の製造業(特に機械製造業、輸送機器製造業)の生産管理に必要な機能を備えています。

 本システムはクラウド対応のため、初期コストを抑えながら早期の導入を実現します。また、カスタマイズも可能なことから、自社に最適なシステムを導入したいというお客様のニーズにお応えします。 さらに、マルチ言語に対応しているため、お客様の海外進出もサポートします。

このAToMsQubeでは、下記(1)~(5)を狙いに開発しております。

(1)経済性(クラウド型の場合)

(2)運用面(クラウド型の場合)

(3)業務面

(4)機能性

(5)海外展開

当パッケージの導入により更なる企業繁栄と成長を願うものです。

 

システム機能関連

システム機能選択

(1)タイプ-A

(2)タイプ-B

(3)タイプ-C

※適用タイプの選定に際しては、当社営業までご相談下さい。

システム機能タイプ-Aタイプ-Bタイプ-C
EDI
受注管理
出荷管理
売上管理
部品表管理
生産計画
資材所要量計画
購買管理
内製管理
在庫管理
運用管理

○印はタイプ毎に選択可能な機能を表す。

システム概要

全般

取引先からEDIにより提供される各種情報の取り込みから自社での受注~生産計画立案・資材所要量計画・購買手配・社内製作及びこれらのオーダー管理、実績管理を経て出荷・売上管理までの生産に拘わる全ての生産業務についての機能をカバーしたシステム構成となっています。
又、これらのシステム運用の為に必要なード設定及び、システム機能を制御するマスタも充実した機能でシステム運用をサポートしています。

EDI

取引先コードから自社取引先コード変換を初め、EDI情報の受信から関連情報の自動登録(例:購買計画・受注登録の自動処理)を簡単な操作で実現します。
受信した情報は、画面での検索の他にCSV形式へのダウンロード機能も準備されており、情報の有効利用が可能です。

受注管理、出荷売上管理

EDI受信の他に取引先別の個別購買計画の登録も可能とし、受注情報の管理から出荷・売上管理までを整合性ある情報管理を実現しています。
この機能では、取引先品目と自社品目を個別管理の為の品目変換テーブルも準備されています。

部品表管理

部品表管理では、正式部品表登録までの検討期間を考慮した作成が可能であり、既存部品表からのコピーや担当部門別の情報登録を容易にする画面構成となっています。
又、色々な確度からの豊富な検索機能、CSV形式でのアップロード・ダウンロードも準備されています。

生産計画

取引先情報及び自社の意志を持った見込みの生産計画の立案が可能で、生産計画情報では、取引先情報と自社生産計画及び在庫実績との対比が可能であり、精度の高い生産計画の立案が出来ます。

資材所要量計画

自社の生産計画に基づく、自社製造部品の所要量計算を実行します。
基準日程(確定生産計画)を独立所要としたMRP処理を実行し、手配情報を作成します。
マスタ不備、納期割れ等が発生した場合は、アクション情報を作成します。

工程管理

所要量計算で算出された社内加工品のオーダーを元に、部品表で設定の社内加工工程の展開と部門別作業負荷状況の把握及び個別入力タイプでの負荷調整機能も準備されています。
工程別に展開された加工計画に基づき、加工作業現場で作業指示及び加工実績管理が可能です。

購買管理

所要量計算を通して、必要とされる材料・購買品手配から外注加工手配に至る社外手配品の自動的発注処理から受入実績・納期管理など精度の高い購買管理が実現出来ます。
所要量計算に基づかない消耗品や副資材などの購買機能も活用出来ます。
又、検収情報に関しては、購買受入実績に基づく検収資料の作成機能が準備されています。

在庫管理

全ての製造部品(部品表に登録の品目)に関しての受払実績の管理が対象となります。
実績管理では、購買品は受入実績により入庫実績登録がされます。社内加工品の入庫は、最終加工工程の加工実績計上で登録され、関連材料の払出も同時に登録されます。
製品出庫に関しては、出荷実績で出庫登録されます。
保管場所別在庫管理は、部品表に登録も保管場所にて管理が可能です。
又、製品の棚卸機能も準備されています。

運用管理

運用管理では、「ユーザー管理」と「システム管理」に層別されています。
「ユーザー管理」は、ユーザーの情報を及びロール/権限の付与等の管理を行います。
「システム管理」は、ジョブの実行、各種システムパラメータの管理を行います。また利用者に向けた各種お知らせ事項も管理します。
各システム機能の実行権限は、この運用管理の設定の元で行われます。


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